2011年度(第09回)

2012年3月31日(土)の午後、アップルストアー銀座に於いて、第九回BBCoach Projectの公開第二次審査会が開催された。強風、小雨も降る中の開催であったが、会場には熱気あふれる参加者とiPadを購入したばかりの一般のお客様も3Fシアタールームに集い、中高を中心としたホームページコンテストに参加していただいた。

冒頭、事務局から、2005年度にクオリア賞を受賞した作品の制作者(慶野優太郎氏)が、昨年開催された国際平和映像祭でも入賞したことが報じられ(入賞作品)、2005年度の作品の一部が上映された。

プレゼンテーションは第一次審査を通過した5チームが行い、各チームで活動して来た活動記録としてのプロジェクトマネジメント書式もまとめられ、質疑応答にもりっぱに答えていた。

とかくこうしたコンテストはクラス単位や部活でも同年代でのチーム構成の場合が多いが、今回はBBCoach Projectらしい異年齢構成のチームも出現。中高生だけではなく、小学生もチームに参加しているところもあった。一般の主婦の方のボランティアコーチにコーチ役をお願いしているチームも出現。会場で初めて、チーム全体が顔合わせをするという場面にも遭遇した。

審査中、アップルストア銀座の荒尾志保氏から、「iBook Author」の紹介があり、今後の日本の教育界に影響を与えるであろう電子書籍のすばらしさを伝えていただいた。日本メディア教育(株)からは簿記公認会計士のe-Learningソリューションの紹介と、塾向けコンテンツの今後の無料配信の可能性が語られ、インターネット上での本格的な無料学習空間の時代到来の可能性の発表があった。セブンシーズ・テックワークス(株)からはiPhoneやアンドロイド等のスマートフォンを活用した学習環境の可能性とその開発スタンスについて紹介があり、未来のコンテンツクリエータ達に具体的な活躍の場の可能性を伝えていただいた。

審査員として参加したのは芝浦高大中学高等学校の神長京子教諭、セブンシーズ・テックワークス(株)の木村淳一氏、日本メディア教育(株)の大塚意生氏、そして事務局の柳沢富夫氏。プロジェクト用に用意されたSNSでのコミュニケーション記録も参考資料とした、チーム活動の評価基準表(ルーブリクス)を活用した厳正な審査の後、下記のチーム及び参加者に賞が授与された。

セブンシーズ・テックワークス賞
Challenge!!
商品:iTunesカード
bbc2011challenge

日本メディア教育賞
スーバヤシ組
商品:簿記3級のe-Learningコンテンツ利用ID
bbc2011subayashi

優秀コーチ賞
木村京子様(Challenge!!、吉田組)
商品:日本科学未来館グッズ

優秀リーダー賞
組橋瑞貴氏(Challenge!!)
商品:日本科学未来館グッズ

尚、参加者全員には事務局から、花岡庸一郎監修「金環日食観測ガイド」マイナビ、2012年が提供された。

協力:日本メディア教育(株)、セブンシーズ・テックワークス(株)、(有)ラウンドテーブルコム、

Project Based Learning Contest!