制作:ヘッポコ騎士団
すたーと
この村には今とは伝説となった勇者・・・
「YUSIA」の愛用していた剣が保管されている。
厳重に警備された倉庫から、ある日の夜何者かによって剣が盗まれてしまった。
その後、ある村人の証言により、最近になって急に増殖し始めた害生物・スライム族による犯行ということが判明した。
村人たちは「YUSIA」にも勝るのではないかと評判の一人の勇者に命運を託した。
勇者は、スライムから伝説の剣を取り返し真の勇者となるべく、立ち上がった!
村人に見送られ、勇者は食料と水となぜか銃を持ちスライムの拠点となっている丘を目指した。
と、その時1匹の見張り役と思われるスライムがこちらに向かってきた。
勇者は銃を構えた。
持ち前の実力でスライムを倒した勇者。
向こうに見える、水色に染まった丘がスライムの生息地だろう。
勇者はひるむことなく、丘を目指して進んだ。
ガサガサッ
何か物音がする・・・。と思ったときにはすでに後ろからスライムの襲撃を受けていた。
「丘の下の醜き人間どもめ!お前もその手先だな!この地帯に人間が入ることは許さない!」
勇者はサッと身を翻して戦闘態勢に入った。
「くそ・・・だが、脅威の繁殖力をほこる我がスライム族を君一人で倒せるかな?」
スライムはそんな言葉を残し息絶えた。
脅威の繁殖力・・・
人間の住む場所と割と近くに生息していて・・・
人間を恨んでいるような態度・・・
そして伝説の剣という最大の武器まで盗んだということは・・・
彼らの目的は、この町の征服か?
勇者は身震いした。
次へ
思ったよりたくさんのスライムに勝負をふっかけられるな・・・
体力温存もしなければいけないし、これからは無駄な勝負は避けることにしよう・・・
そう思い勇者は、木を影にしながらそーっと進んでいった。
「あ!人間だ!!」というスライムの叫びと共に、そばのスライムがいっせいに勇者のほうを向いた。
「しまった!」勇者が先に進もうと思ったころには遅かった。一匹のスライムに行く手をふさがれていた。
「スライム族No.1の実力を見せてやれ!」取り巻きのスライムの声。
「まずいな・・・」No.1のスライムと勇者の戦いが始まった。
次へ
何とか強敵を倒した勇者。
だがその戦いが終わるか終わらぬかのうちに、残りのスライムたちが合体し始めた!
スライムたちは、文字通り総力をかけて勇者に戦いを挑んできた!
今、最終決戦が始まる!
次へ
スライム族との戦いに打ち勝ち、伝説の剣奪還に成功して旅を終えた勇者。
だが、伝説の勇者YUSIAの後継者の名に恥じぬ、正真正銘の勇者となるにはまだまだ修行が必要だ。
勇者は今日も己の腕を磨き続ける。