7時31分 | 熊谷鉄道公安室、埼玉県警に出動要請。国鉄本社が通報し警官70人が出動。 |
8時30分 | 高崎線各駅に到着、または同線通過となる乗車券を発売中止。大宮鉄道病院は救護班を現地に派遣。 |
8時35分 | 上尾駅長と助役が全治5日怪我のため入院、駅員総退去。 |
8時50分 | 同線上り列車を水上駅で全面停止、信号保安要員を現地に派遣。その後普通列車のみ高崎⇔水上方面で折り返しで運転。 |
9時00分 | 高崎線沿線各駅の乗客、熊谷1万人、上尾6000人等合計3万人まで膨れ上がる |
9時10分 | 機動隊、公安員などが上尾駅に到着。最初の70人では駅周辺に集まった多数(池口等は12000人の数字を挙げる)の通勤客に対し無力であったため700人まで増員される。 |
9時45分 | 上尾駅の乗客1万人となる。この頃より機動隊の整理が始まり投石・破壊行為は沈静化する。 |
10時00分 | 高崎線抑止列車数約20本。抑止による影響人員約5万人 |
10時07分 | 宮原駅長、助役が乗客に拉致され大宮まで歩かされる。 |
10時10分 | 日本通運上尾支店内に現地対策本部設置。埼玉県警は対策本部を上尾警察署に設置し、群馬県警にも応援要請。 川越線835D列車に乗客が投石し運転士、車掌が国鉄大宮工場に避難。これにより川越線も不通となる。 |
10時30分 | 東北線下り急行「まつしま1号」に投石。現地対策本部長として国鉄本社公安本部長、旅客局戸川調査役が現地に派遣される。 |
10時40分 | 東北、高崎、川越線の運転全面休止 |
10時45分 | 宮原からの客が大宮駅8番、9番ホーム運転事務室が乗客に占拠される。運輸省関東地方自動車局、管内4事業所に代行輸送のバス7台を手配、 他上尾駅の乗客を大宮まで輸送するため民間バス等20〜33台を手配。 |
11時07分 | 大宮駅の混乱は収束 |
11時20分 | 東北線運転再開 |
11時30分 | 川越線運転再開 |
12時05分 | 磯崎叡国鉄総裁、目黒今朝次郎動労委員長のトップ会談が始まる。国鉄は正午に大宮駅の公安室に現地対策本部を設置したが、上述のように上尾駅との鉄道電話は切断されていた。 |
大宮 | 混乱回避・翌日、4000人が溢れ、一時騒然 |
赤羽 | 列車破壊が発生。京浜東北線に放火 |
池袋 | 群衆同士の喧嘩・翌日、丸ノ内線に人が集中 |
上野 | 機動隊が手を付けられない状態 |
渋谷 秋葉原 有楽町 神田 | 駅施設の破壊 |
新橋 | 駅施設破壊によるガス漏れ |
新宿 | 駅長事務室に群衆が集まり、駅員が逃げず鎮圧。 翌日、丸ノ内線の客が西口広場に集中 |
東武伊勢崎線・日光線・野田線・京急 | 積み残しが発生 |
営団・京王 | 特発を出して、終夜運転の実施 |
松戸 | 助役を拉致し、綾瀬まで歩かせる |
*青森 | 青函連絡船の客が東京までバスを貸切 |