カントリーとは?
カントリーミュージックは現代のロックの源流になったといわれ、イングランド, スコットランド,アイルランド,あるいはヨーロッパ各国の移民がアメリカに持ち込んだとされる 民族音楽です。現在のカントリー・ミュージックはギター、ベース、ドラム、キーボードを中心とした 普通のバンドと変わらない構成になっていますが、当初はマンドリンやバンジョーといった独特の 弦楽器から、金だらいやノコギリまで演奏に使用されていました。バンジョーなどは現在でも カントリー独特の雰囲気を作り出すために使用されることもあるそうです。 カントリーのスタイル 現在のカントリーミュージックはロックやポップスの影響が濃いですが、ヒップホップ風やユーロビート調 のカントリ−・ミュージックもあり、またジョン・ボン・ジョヴィやジェシカ・シンプソンといった他 ジャンルのアーティストとのフィーチャリングも盛んに行われていて、どこでカントリー・ミュージッ クを区別するかということはとても難しいといえます。あえて一部をあげると、ホンキー・トンクスタイ ル、ブルー・グラスや、カウボーイ・トロイの実践するカントリー・ラップなどが挙げられます。 カントリーの変遷 カントリー・ミュージックは最初に書かれているように、アメリカ移民たちの持ち込んだ音楽です。 それらがアパラチア山脈やオザーク地方といったアメリカ北東部から南部にかけての農村地帯で 広まり、その間にさまざまな音楽の影響を受けてオールドタイム・ミュージックやハルビリー・ ミュージックと呼ばれる、現代アメリカ民謡の基礎となるスタイルを形成しました。 その後、一方は鉄道網や蓄音機の発達、そしてラジオの普及に伴って北米大陸全土に広がり、 1940年代にビル・モンローたちによって確立されてブルー・グラスと呼ばれ、もう一方は 様々な音楽を取り入れて変化していき、カントリー・ミュージックと呼ばれるようになりました。 |