ジャズとは?
ジャズは西洋の音楽とアフリカの音楽が組み合わさったもので、 西洋音楽の技術と理論をもとに、 独自のリズムと、 ブルーノートに 代表される高度な技術で演奏される自由な表現形式の音楽です。 ジャズのスタイル ジャズには様々なスタイルがあり、中でもニュー・オーリンズジャズとディキシーランドジャズの2つが有名です。この2つが何によって区別されるのかは明確ではありませんが、一般的には黒人によって演奏されるものがニューオーリンズ・ジャズ、白人によって演奏されるのがディキシーランド・ジャズという認識があるようです。 ほかにもスウィング・ジャズ、モダン・ジャズ、ウエストコースト・ジャズ、そしてニュージャズと、多岐に渡ります。 ジャズの変遷 ジャズはアフリカ大陸からアメリカへ奴隷として連れてこられた黒人達の子孫からもたらされ、都市部に移住した黒人ミュージシャンたちによって広められたと考えられています。 1920年代には禁酒法によって非合法に営まれていた酒場などに集まるミュージシャンたちや、レコード、ラジオの発達によって一気に広まりました。 1930年代には、それ以前よりもソロ演奏が重視され、吹奏楽より少し少ない人数のビッグバンドが人気を集めたり、また黒人ミュージシャンと白人ミュージシャンの間に横たわっていた人種の壁が、クレオールと呼ばれる白人と黒人の混血の人たちによって橋渡しされていたりしました。 また、ビッグバンドなどのスウィング・ジャズとは異なる方向を目指すミュージシャンたちが、ビバップと呼ばれる、即興演奏を主としたスタイルを作り出していきます。そしてこの流れは、現代のモダン・ジャズへとつながっていきます。 |